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アサシン 新堂冬樹
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角川書店 |
平成16年08月31日 初版発行 P252 |
2010.04月読 図書館借 |
暗殺者は花城涼。育ての親に、暗殺者として育てられる。女子高生はリオ。父の愛情につつまれ、なに不自由なく育つが、父は嵌められ、死に追いやられてしまう。ふたりは、同じ男を追っていた。それぞれ、まったく異なる事情で。リオが、ついに男を追い詰め、ナイフを突き刺したとき、暗殺者は女子高生を現場から連れ去った。組織は、ふたりを追い始めた。心を開かない暗殺者と無邪気な優しさをもつ女子高生。緊迫した逃避行がふたりを次第に近づける…そして…。新堂冬樹のドゥルー・ロマンス。
(Amazon より) |
辛口です。
ファンの方、すみません。
・・・・・・陳腐・・・・としか、言いようがない・・・。私が本を読んで初めてこんな風に思いました!!
主人公の涼がアサシン(暗殺者)として、成り立てなら、まあ、許せるかな??いや、それでも無理だ。
涼は最初から、冷徹ではない!! もう、小さな子供である。小さな子供が、大人に認めてもらおうと足掻いている、にしか見えない。そして、ヒロインのリオ。この子がよ〜〜〜解らん!!
最初の出会い。何故涼がリオを助けたのか?それが今一、解りません。彼女の【何】に惹かれたのか?そのシーンで、この話に対しての不安感が・・・。そして、二人の逃避行。何故??
で、人を殺しておいて(未遂だが)動揺していたリオが直に復帰する!!もうこれで駄目!!普通の女子高校生が、こんな直に 1日も経っていない!! のに、立ち直りが早すぎる!!そして、警察(やくざ)に捜索されているのは、誰が見ても解る事なのに、「出掛けたい!」と涼にせがむ!!オイオイ??1ヶ月ならまあ、許そう。それば、経ったの1日やそこらで、そんな事を言うのか!!お前心臓に毛が生えている、いや、もう鋼鉄の心臓だろう!!と言いたくなってしまう!!
あれは我儘であって、優しさではない!!ちっとは涼の言う事を聞け!!
男は皆あんな女が好きなのだろうか?男が書く本を何冊か読んだが、ほとんどこんな女である。それは私が本を読みなさすぎなのだろうか?
(FF8 のリノアである。私はリノアが嫌いでゲームオーバーばかりであった)
そして、純情無垢な涼君。あんなに動揺するのかが、よ〜〜〜解りません!!女毛がなかったとはいえ、あれは、どうなんだ??なんかね・・・そこら辺が【陳腐】と言うしかない・・・・。そして、偽装パスポート屋に行った時、直にパスポートを作らねばならないのに、「お喋り」するし・・・。せめて、「写真が乾くまで」とか、作業しながら身の上話をするとか出来なかったのだろうか?緊張感がない!!この小説の最大の悪の原因は全体に通して、「緊張感がない!!」に尽きる!!
ただ、作者が元裏の金融業に勤めていただけあって、リオの父親の遺書のシーンとかは「なるほど」と思った。そして銃撃シーンとかは、良いのではないだろうか。それとラストのドルフと涼の対決は良かったです。
これがなかったら・・・ |
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