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ナラタージュ 島本里生
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角川書店 |
平成17年2月25日 初版発行
P373 |
2010年9月図書館借り |
壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。(Amazon より)
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ナラタージュ
映画などで、主人公が回想の形で、過去の出来事を物語ること。
とても良かったです。
全体的に、透明感がある感じがしました。
久々に、「続きが読みたい!」で、いつもは寝る前に読まないのですが、読んだほどです。
ラストは私が想像していたのとは、違い。又それが良かったです。って、最初のモノローグで大体解るのですけどね。
ネタバレ
主人公が、教師に恋をする話です。
こういうお話って、私の偏見?かもしれませんが、その主人公と先生が性的関係になる、とおもっていたのですが、これは違い、そこが私には良かったです。(でも結局・・・なんですが)
私は冒頭部分というか、カバーに書かれていた「ナラタージュ」の意味を読み、それから冒頭部の文面から「主人公が高校時代か大学時代の回想物語か」と思ったのですが、違ってました。って、違うという意味はちと違いますね。
ただ、1章目を読み始め「あれ?」と思ったのは私だけ?
人間とは、自分勝手です。それは誰しもですが、
この教師もいい人ではありますが、悪い人です。教師と既婚者と男としての感情の狭間に置かれ、右往左往します。「彼女を頼ってはいけないけど、頼ってしまう」そんな弱い男。でもそこがいいんですよね。母性を刺激させられる??って私だけ??
主人公の女の子は演劇で知り合った男の付き合います。その男の事を好きになります。が、男は主人公と教師の関係に気づき、焦りと苛立ちを募らせます。又これがいいんですよね。見た目はとてもいい人、でも、独占欲というか、どうしても彼女を信じれない・・・って、これは誰しもそうではないだろうか? だって、夜中に教師から電話がかかってくるんですよ? 「おい?それはルール違反というか道徳的にどうよ?」と私は思いましたが、教師も悩みに悩んだ末、の電話。責められないし、そういう電話を貰うと、女は嬉しい! 私がね?
結局、主人公は教師を選び男と別れます。その別れのシーンもいい。男は罵るのですが、でも、解るよね? 彼もいい人なんですよ。でも・・・携帯電話を見るような事をしてしまう。(携帯電話ではなく、ある物です)それが主人公の心を遠ざけてしまう。「やっていけないと解りつつもやってしまう・・・」解るわ〜。
さて、二人が選んだ、行く末は・・・
ここまで書いたら、なんとなく解る??かな??
この方の他の作品も読んでみたいと思いました。 |
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