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手紙
手紙   
東野圭吾
P357 2003.3 毎日新聞社
図書館借 (2008年12月読み)
兄が強盗殺人をした為、その後の人生を狂わされた弟とその周囲の人々の交流を画いた物語。
会社の子が「東野圭吾はいい」という事で、借りたのがコレでした。
いつも図書館へ行くとほとんど借りれられており、唯一あったのがコレでした。
で、内容を全く知らなかったので、読んでいくうちに「これ最初に読むにはちとやばい?」でした。
主人公の弟の悲惨さは解りますが、思っていた程ではなかったです。
主人公がハンサムで歌が上手い。それにちゃんと結婚している。
(そして、文中の避妊具の 穴あけ どんだけ大きな穴をあけたのか?疑問だ!)そして、勤めていた大手電気メーカーの社長が直々に彼に逢いに来る。っていうのが・・・。小さな電気メーカーなら解るのですが、あまりもの大きなメーカーなので・・・。
これを読んだ数日後にテレビで映画をやってましたので、観ましたが、歌手が漫才師に変ってました。これも兄の事がバレないのを解っていなかったのか?と思わせた。

私としては、作者の本編ではなく、解説を書かれた方のお話しの方が印象に残りました。ごめんなさい・・・
天使の耳
天使の耳
東野圭吾
2007年01月25日第40刷発行      講談社文庫
P284 2009年10月 友達借り
天使の耳をもつ美少女が兄の死亡事故を解明。
深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か!?死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も経験したことがないような驚くべく方法で兄の正当性を証明した。日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した連作ミステリー。(Amazon より)
短編集       天使の耳/分離帯/危険な若葉/通りゃんせ/捨てないで/鏡の中で/    
会社の子が東野圭吾の大ファンで、本を持っているとの事だったので、お借りしました。図書館に行ったらいつもない!

天使の耳/       代表作なだけに、読み終わった後、予想だにしない事に、驚いた。

捨てないで/      あんな形でそうなるとは・・

鏡の中で/       こういう結末も書いているのか・・・でちょっと驚き?


東野圭吾のミステリーは初めて読むので、予想だにしない展開に、ただ、呆然でした。それと、読みやすいのにも、驚きました。もっと凝っているのかな?と。有名なだけに・・・

内容ではないが、これを書くのに、読んだのは『第何刷』なのかを書いているが、第40刷に吃驚した。
嘘をもうひとつだけ
嘘をもうひとつだけ 東野圭吾
2007年01月24日第21刷発行 講談社文庫
P 269 09年10月読み  友人借り
嘘は必ず暴かれる 本格的謎解き小説
バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに1人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが……。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。
(Amazon より)
短編集です。   嘘をもうひとつだけ/冷たい灼熱/第二の希望/狂った計算/友の助言
これも上記の本と一緒に借りました。
加賀恭一郎 刑事 シリーズだそうです。
読んだ印象は「刑事コロンボみたい」でした。(刑事コロンボを知らない人には??)
ただ、本職の刑事もこうなのだろうか?と思ってしまいます。何回も同じ事を違う人が訊いてくる と言うのはよく聞きます。そうして「あなたさっきの人にはこう言いましたよね?」と矛盾を追及してくるのです。もし、犯罪をしようとする人は、こういった推理小説??とお読みになれば参考になる??(犯罪を助長している訳ではありませんよ??)

加賀刑事がカッコいい!(なんじゃらほいさっさ??)

冷たい灼熱/      こういう事件は毎年起こっているだけに・・・
ある閉ざされた雪の山荘で
ある閉ざされた雪の山荘で 
東野圭吾
2007年01月25日第38刷発行 講談社文庫
P306 09年10月読み  友人借り
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!
(Amazon  より)
設定は、とても興味深く面白かった。東野圭吾はそういうのを、ワクワクさせてくれる。
たが、その設定が良かっただけに、最後は私にしては・・・でした。
ネタバレ










探偵役となった久我が第1日目に遭った殺人でやたらと「ヘッドホン」を気にしていたが、殺人が起こる前に遊戯室から微かにではあるが、ピアノの音がしていた、とある。防音効果がちゃんとしていてもやはり音は漏れる。どんなコンサートホールだろうが、音漏れはする。そして、今では消音にしていてもピアノの鍵盤の音でも苦情が来る世の中である。常識ある人ならいくら防音効果がちゃんとしていてもヘッドホンをするであろう。私ならそうする。だから、この事をやたらと気にするのが、「どうして違和感があるのだろうか?」と思ってしまった。
そして、アリバイ工作の為の二人1室。トリックがあるのかと思いきや、なかった。
トンデン返し・・・というのだろうが、1回ならいいが、何回もあると、それが好きな人にはいいのかもしれないが、私は疲れた・・・。
私のあまり好きでない映画の「アルマゲドン」を思い出した。すなわち、「もう、いい加減に終ってくれ・・・」である。
まあ、好きな人には好きなのだろう・・・
同級生
同級生   
 
東野圭吾
2007年01月10日第37刷発行 講談社文庫
P378 09年10月読み   友人借り
修文館高校3年の宮前由希子が交通事故死した。彼女は同級生・西原荘一の子を身ごもっていた。それを知った荘一は自分が父親だと周囲に告白し、疑問が残る事故の真相を探る。事故当時、現場にいた女教師が浮上するが、彼女は教室で絞殺されてしまう。著者のターニングポイントとなった傑作青春ミステリー。
(Amazon より)
なんか、なんとなく話の筋というか、「これはああだな」という通りになった。
何とも言えない・・・。て、言うか、どうして避妊しないのだろう?(そこか?)
ただ、亡くなった宮前由希子は、哀れです・・・。

他の感想文にもありましたが、これが著者のターニングポイントになったと本の裏表紙に書いてますが、あまり東野圭吾の作品は知らないので、何とも言えませんが、どういう所がでしょうか?
むかし僕が死んだ家
むかし僕が死んだ家
東野圭吾
2006年12月04日第39刷発行 講談社文庫
P313 09年10月読み    友人借り
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。
(Amazon より)
裏表紙の文句はいらない・・・と思う。身構えてしまって、面白さが半減する。
東野圭吾は設定が面白いと思う。
とても悲しい物語である。



ネタバレ






本中に出てくる「チャーミー」は何となく解った。
いくら水道・ガス・電気を通してないとはいえ、家を建てるのは相当な金がいるだろう。そこんところが何となく・・・。


今回は解説文が面白かった。
仮面山荘殺人事件
仮面山荘殺人事件      東野 圭吾
 
09年11月読み 友人借り
(1995年3月15日 第一刷発行)
200702月23日 第42刷 発行
講談社文庫   P294
八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。 (Amazon より
・・・う〜〜〜ん

ネタベレ














警官が来た時点で「アレ?」と思った。普通、事情を説明するだろう。
そして、強盗が侵入。 「合鍵を作っていた」・・・あれ? 別に壊せばいいじゃん?別荘地の端にあるので選んだのだし、居るのは1.2日間の予定。
私は東野圭吾に対して、あまりいい印象がないのだろうか?どうも、解せない。
後半、「これはああかも・・・」と思っていたが、半分は合っていた。
ただ、「本当に、コレは有りなのか?」と思ってしまった。
驚愕のどんでん返し とあるが、まあ、どんでん返しなのは確かではあるが、納得のいく、どんでん返しではない。
素人の私が言うのもおこがましいが、設定はいいのに・・・。
ゲームの名は誘拐    東野圭吾

光文社
2002年11月25日  初版1刷発行
P301
2010年09月図書館借り
やり手の広告代理店プランナーが、仕事上で屈辱を味わわされた大手自動車メーカー副社長への復讐を思いつく。仕事も恋愛も人生はすべてゲーム、それに勝ち抜くことがすべてと信じるエリートのプライドが、物語の重要な背景となっている。そこに家出中の副社長の娘が絡み、ラブストーリー的な要素も加わっていく。おのおのの思惑が思わぬ方向に事態を変化させていくあたりは、稀代のストーリーテラーとしての著者の面目躍如だ。(Amazon より)

辛口かな・・・?
ファンは読まないで下さい。











う〜〜〜〜ん・・・・

どう言ったらいいのだろう?
面白かったと言えば面白かったし、面白くなかったら、面白くなかった・・・と言えばいいのか?

ただ、途中で「あれ?おかしいよ?」という感覚がね・・・。
作者にとったは、そういうニアンスで書いているんだろうとは思うのだけど?(ってどうかいな??)読んでいる方には「これは、犯人の方が踊らされている?」と思って、まさにその通りだった・・・。
だってね、副社長が、慌てた素振りを見せない・・・というのが、合点がいかないのよ。これが作中に表面だけでも慌てふためいてたら、あの落ちに、「おお!!」と思えるけど、真相を知っても、「ああ、そうだったのね」と驚きが半減・・・というか・・・。
いえ、別に警察に知らせろとはいいませんよ?そうすると副社長の計画が台無しになるからね。でも、平気な顔で会議に出席とかね? あえて、急遽会議は中止とかなったら(いえ、中には時々あったけどね?)、読者としても、この小説にのめり込むというか、私が何ですが・・・。
だって、もう関係のない主人公を会議に呼んだりって、それ読者からしたら、「おかしいよ?」って思うのは、私だけ? ここの時点で「もう副社長は犯人を知っている」って思っちゃったんですよね。まあ、読者の皆さんはそう思ったと私は思うのですが?
これが、読者にも驚かせる展開なら、もっと面白かったのでは?
身代金の受け渡し方法とかは、「ほう〜」と思っちゃったけどね。
ただ、メールとファックスのやりとりは「どうよ?」って思ったけど。自分の家からするのには、「やばいのでは?」と思ったけどね。だっていくら無料のメールアドレスだってIPとかで解るのでは?ファックスもいくら非通知にしたって、警察がNTTに追い合わせたら、解るのでは?とか。解んないのかな? そういう所が私には 「どうよ?」って思ったのだけど、それは私の考えすぎ??


最後のアレには、「ああ!」と思っちゃったけど、何か、主人公はヒロインを助けたかったのか?だから、あえて切り札をあの時点で言っちゃったのか。
ただ、計画が全て終了で、警察が調べて、アレが出てきて、副社長の完全犯罪がなくなったの方が私としては良かったかな? 結局、どっちもどっちといった感じで・・・。